🇺🇸 Crosby, Stills, Nash & Young (クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング)

レビュー作品数: 1
  

スタジオ盤

Déjà Vu (デジャ・ヴ)

1970年 1stアルバム

 クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング(通称CSN&Y)は米国出身のフォークロックバンドで、メンバー皆が有名ミュージシャンというスーパーグループです。
 元バーズのデヴィッド・クロスビー(Vo/Gt)、元バッファロー・スプリングフィールドのスティーヴン・スティルス(Vo/Key/B)、元ホリーズのグラハム・ナッシュ(Vo/Key/Gt)の3人で「クロスビー、スティルス&ナッシュ」を名乗り、同名のデビュー作で人気を獲得。ロック要素を強めるため、元バッファロー・スプリングフィールドのニール・ヤングを加えてCSN&Yを結成しました。本作は大ヒットを遂げましたが、スティルスとヤングの対立から1年でヤングが脱退することになります。

 大半は作曲したメンバーがリードボーカルを務めています。
 オープニング曲は「Carry On」。スティルス作のこの楽曲はアコギをかき鳴らし、美しいコーラスワークを見せます。途中から控えめなエレキギターやリズム隊が加わって、メロディアスな歌をノリノリな演奏で引き立てます。後半はロック色が強まり泥臭い雰囲気に。「Teacher Your Children」はナッシュがボーカルを取る牧歌的な楽曲。優しい雰囲気で、スライドギターも心地良いです。続いてクロスビーの「Almost Cut My Hair」。エレキギターが泥臭くて渋い雰囲気を醸し出す楽曲で、オルガンが良いアクセントになっています。「Helpless」はヤングが歌います。ゆったりとしていて、どこか郷愁を誘う切ないメロディ。コーラスワークも美しいです。「Woodstock」はジョニ・ミッチェルの楽曲ですが、スティルスがボーカルを担当。ハードなギターリフがカッコ良い。ロック色が強くて、でも泥臭いですね。2年後にデビューするイーグルスっぽい印象も受けますが、イーグルスもCSN&Yの影響を受けているんでしょうかね。
 レコード時代のB面、アルバム後半は表題曲「Déjà Vu」で開幕。3連符で展開される序盤から、渋くて重厚な雰囲気へと変わります。アコギ中心なのに、やけに重苦しい雰囲気です。「Our House」はビートルズっぽい印象。ピアノが心地良い音を奏で、ナッシュの歌は落ち着いているけどもポップなメロディで癒してくれます。 「4 + 20」はアコギだけのシンプルな演奏にメロディアスな歌が心地良い。スティルスの落ち着いて枯れ気味の声が、シンプルな演奏にマッチしています。「Country Girl: Whiskey Boot Hill / Down Down Down / Country Girl (I Think You’re Pretty)」は派手なオルガンが鳴り響いてドラマチックな雰囲気。憂いを帯びた歌を引き立てる演奏は、他の楽曲と比べるとかなりヘヴィです。ラスト曲は「Everybody I Love You」。アッパーでご機嫌なロックンロールで、ノリノリの演奏にコーラスワークも含めて、とても爽やかな印象を生み出しています。

 コーラスワークが美しい印象。そこまでキャッチーさは感じませんが、いくつかあるポップな楽曲は良いと思います。

Déjà Vu
Crosby, Stills, Nash & Young
 
 

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