🇺🇸 Derek & The Dominos (デレク・アンド・ザ・ドミノス)

レビュー作品数: 1
  

スタジオ盤

Layla And Other Assorted Love Songs (いとしのレイラ)

1970年 1stアルバム

 デレク・アンド・ザ・ドミノスは米国に渡ったエリック・クラプトン(Vo/Gt)が結成したバンドで、ブルースロックを奏でました。ボビー・ウィットロック(Key/Vo)、カール・レイドル(B)、ジム・ゴードン(Dr)のメンバーに、サポートとしてデュアン・オールマン(Gt)を加えたラインナップ。デレク・アンド・ザ・ドミノス唯一のスタジオ盤で、プロデューサーはトム・ダウド。デュアン・オールマンは彼の紹介だったそうです。

 ロック史に残る超名曲「Layla」が突出しすぎていて、他は地味な印象を受けます。渋い楽曲が揃っているんですけどね。初めて聴いてから10年くらい経ちますが、未だに「Laylaのアルバム」という感想から変わらないので、たぶんこれからもそうなのでしょう。
 「いとしのレイラ」という邦題で知られるこの「Layla」という楽曲は、クラプトンが、友人であるジョージ・ハリスンの奥さんパティ・ボイドに宛てた熱烈なラブソングでした。その後寝取ってしまうことでも有名です。その結婚式にはジョージ・ハリスンも参加し、クラプトンとの間にわだかまりは無かったようですが、パティとは10年ほどで離婚してしまいます。この熱い楽曲はなんだったのか…。笑 前半パートはクラプトンの作曲で、熱い想いのこもった歌と、クラプトンとデュアン・オールマンのギターバトルが繰り広げられます。想いを乗せたのかギターの音色もよく歌っています。後半パートはジム・ゴードンが作曲し、流麗なピアノを披露します。とても切ない。なお、この楽曲は22年後の1992年に、アコースティックアレンジされた「アンプラグト」として、クラプトンのソロで演奏されて再度脚光を浴びることになります。個人的にはオリジナルのこちらの方が好みです。

 他にも、カバー曲でブルージーな「Nobody Knows You When You’re Down And Out」や、凄まじいギターが聴ける本作中最もノリの良い「Why Does Love Got To Be So Sad?」、そしてジミ・ヘンドリックスのカバー曲である「Little Wing」もなかなか良いです。たっぷり佳曲が詰まった77分。
 しかしこれらの佳曲を霞ませる「Layla」というずば抜けた名曲が、やはり全部かっさらっていってしまうのです。何度聴いても私の中では「Laylaのアルバム」なのです。

Layla And Other Assorted Love Songs
(40th Anniversary Edition)
Derek & The Dominos
 
 
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