🇬🇧 GBH (ジー・ビー・エイチ)

レビュー作品数: 1
  

スタジオ盤

City Baby Attacked By Rats

1982年 1stアルバム ※Charged GBH (チャージドGBH)名義

 イングランド出身のハードコアパンクバンド、GBH。ディスチャージエクスプロイテッドとともにUKハードコアの重鎮として知られ、当該バンドともよく対バンしていたそうです。GBHとは「重傷害」を意味する英国刑法の用語ですが、当時同名の別バンドがいたことから、デビュー当初はチャージドGBHを名乗っていました。ツンツンに逆立てた髪やモヒカン、スタッズを沢山つけた革ジャン、ドクターマーチンのブーツという、彼らの出で立ちはハードコアのファッションを確立させました。
 1978年に、コリン・アブラホール(Vo)、コリン・“ジョック”・ブリス(Gt)、シーン・マッカーシー(B)、アンドリュー・“ウィルフ”・ウィリアムズ(Dr)の4人で結成しました。1980年にマッカーシーが亡くなり、ロス・ローマス(B)を新たに迎えています。

 カチカチと時限爆弾の音のような効果音で「Time Bomb」が始まります。そして、メタリックに歪んだヘヴィな演奏が高速で暴れ回っています。続く「Sick Boy」は重厚感のあるサウンドにシンバルの多用で金属質な感触を醸し出しつつ、ボスッボスッとドラムが破裂音を鳴らして破壊力を高めます。「Wardogs」も、エッジの効いたギターより破壊力抜群のドラムが印象的。コリンの歌にメンバーが合いの手を入れて賑やかです。「Slut」はイントロのギターにオルタナ感があってカッコ良い。そしてドラムがマシンガンのように降り注ぎます。そして「Maniac」はスリリングな演奏で暴れ回ります。コリンの歌も攻撃的ですが、意外にノリが良いというか、キャッチーさも持ち合わせているような気がします。「Gunned Down」は暴力的な演奏とシャウトしっぱなしの歌が激しいものの、野太い合いの手が楽しそうな感じ。時折陰りのある雰囲気を見せる「I Am The Hunted」を挟んで、表題曲「City Baby Attacked By Rats」が続きます。怒鳴るように連呼する「City Baby」がやけに耳に残るんですよね。また、中盤に一時的に間を作ることで楽曲に緩急つけます。「Prayer Of A Realist」はグワングワンと揺さぶるような、サイケデリックな感覚を持ち合わせたハードコア楽曲です。うねうねしています。そして「Passenger On The Menu」はドラムのリズムパターンが爽快。ハードなのにノリノリですが、ボーカルがリズムパターンと微妙にズラして歌うので、とてもむず痒いです。「Heavy Discipline」は明るく開放感のあるイントロから、張り詰めた空気のハードコア楽曲へと変わります。だみ声のシャウトや、ボスッボスッと響くパワフルなドラムが強烈です。「Boston Babies」はまくし立てるようなボーカルと、時折高速で連打するドラムでインパクトを与えます。そして最後は「Bellend Bop」。つんざくようなギターソロから始まり、パワフルな歌と爆音ドラムを展開します。ハードコア曲ですが、ギターソロだけはヘヴィメタルっぽい。

 メタリックなサウンドに、圧倒的な爆音ドラムが際立ちます。とにかくド迫力なドラムが凄い。

City Baby Attacked By Rats
GBH
 

 
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