🇬🇧 It Bites (イット・バイツ)
レビュー作品数: 1
編集盤
1995年
イット・バイツはイングランドのプログレッシヴロックバンドです。1982年に結成され、フランシス・ダナリー(Vo/Gt)、ジョン・ベック(Key/Vo)、ディック・ノーラン(B)、ボブ・ダルトン(Dr)の4人組。ネオプログレ界隈では少し遅れて登場したバンドです。
オリジナルアルバムを3枚リリースした後、1990年に解散。そして後に本作ベスト盤がリリースしました。一時期このベスト盤でハマって3枚のオリジナルアルバムを集めたりしましたが、最終的に手元に残っているのが本作だけなので、たぶんその当時は本ベスト盤で十分と思ったのでしょう。笑 なお、2006年に再結成を果たし、活動を再開して新たにオリジナルアルバムをリリースしています。
ジェネシスにピーター・ガブリエルが在籍したまま1980年代を迎えていたら…という「もしも」を叶えてくれるのがイット・バイツだと思っています。「Calling All Heroes」が代表曲ですが、ポップな楽曲にピーター・ガブリエル似のフランシス・ダナリーのボーカルが乗っかります。「All In Red」や、派手さがある「Kiss Like Judas」、「Murder Of The Planet Earth」などもなかなかの名曲です。プログレっぽい楽曲もいくつかあるものの、どちらかといえばキーボードで彩ったポップス/ハードロックといった趣で、難解さはありません。そんな中、ハードロック色の強い3rdアルバムからのピックアップである「Sister Sarah」や「Vampires」はストレートなハードロックです。特に「Vampires」の疾走感が好きなんですけど、これボーナストラックなのでしょうか?選曲に入っているバージョンとそうでないバージョンがあるようです。
なかなかにポップで、ジェネシスが好きな人は聴いてみても良いかもしれません。
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