🇯🇵 THE BAWDIES (ザ・ボゥディーズ)

レビュー作品数: 1
  

スタジオ盤

THERE'S NO TURNING BACK

2010年 2ndアルバム

 THE BAWDIESは日本のロックバンドで、2004年に結成しました。メンバーは小学校の同級生だったROY(Vo/B 本名:渡辺亮)、TAXMAN(Gt/Vo 本名:舟山卓)、MARCY(Dr 本名:山口雅彦)に、高校からの同級生であるJIM(Gt 本名:木村順彦)を加えた4人組。インディーズで2枚のアルバムをリリース後、2009年にはメジャー1stアルバム『THIS IS MY STORY』をリリース。そして翌年、メジャー2nd(通算4枚目)となる本作をセルフプロデュースします。
 ザ・ソニックスやリトル・リチャードからの影響を公言しており、ロックンロールに回帰したガレージロックに、ROYのしゃがれ声が強い個性を放ちます。また、全編英語詞というのも特徴的。

 アルバムは「I’M A LOVE MAN」で開幕。ローファイで荒々しいサウンドが奏でるのは、シンプルながらノリの良いロックンロール。そしてROYの黒人顔負けのしゃがれ声が強烈なインパクトを放ちます。終始ご機嫌な雰囲気です。続く「HOT DOG」は爽快でノリの良い1曲。グルーヴ感に溢れるベース、リズミカルなドラムは聴いていると踊りたくなります。そして喉を潰したようなシャウトも強烈ですね。「IT’S TOO LATE」はファンキーで勢いに溢れています。イントロから終始反復するギターが印象的。「KEEP YOU HAPPY」はよりファンク・R&B色を増しました。ヘヴィなリフと、対照的に陽気で黒っぽいコーラスワークが特徴的。横ノリの心地良い1曲です。「SAD SONG」は爽やかながらも少し切ない雰囲気が漂っています。ロックンロール楽曲が並ぶ中、オルタナっぽい雰囲気で少し違った空気を醸します。続く「SOMEBODY HELP ME」は躍動感のあるドラムに導かれて、パワフルでキャッチーな歌を展開。手拍子したくなるような、リズミカルで陽気な楽曲です。「B.P.B」はTAXMANがボーカルを取ります。疾走感に溢れたパンキッシュな1曲で、演奏は若干煽り立てるような感じがしますが、陽気な歌は親しみやすいです。「TRY IT AGAIN」は渋くちょいワルな感じのギターリフがカッコ良い。ROYの超個性的なだみ声は迫力がありますね。前曲でTAXMANの、良くも悪くも灰汁のない声を聴いていたこともあり、それと比較すると余計に。笑 スライドギターがまったりとした雰囲気を作り出す「GOOD MORNING」を挟んで、「I WANT TO THANK YOU」はまったりとした1曲。時折デデデデンと力強い演奏でメリハリをつけます。最後の「MOVIN’ AND GROOVIN’」はファンキーなパンク曲。切れ味抜群のカッティングがとにかくカッコ良いです。ROYの歌は黒人がシャウトしてるかのような迫力。

 1960年代リスペクトのご機嫌なロックンロールが並びます。僅か33分なのであっという間に聴けますね。聴いていて楽しいのですが、強く印象に残る名曲に欠けるというのが正直なところです。

THERE’S NO TURNING BACK (完全生産限定スペシャルプライス盤)
THE BAWDIES
 
 
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