🇬🇧 The Rolling Stones (ザ・ローリング・ストーンズ)

レビュー作品数: 9
  

スタジオ盤

Their Satanic Majesties Request (サタニック・マジェスティーズ)

1967年 6thアルバム(英)/8thアルバム(米)

 ローリング・ストーンズは1962年に英国ロンドンで結成されました。2019年現在に至るまで57年間一度も解散していない、ロック界稀にみるご長寿バンドです。結成当初のメンバーはミック・ジャガー(Vo)、キース・リチャーズ(Gt/Vo)の幼馴染2人に、ブライアン・ジョーンズ(Gt)、イアン・スチュワート(Piano)(直後にメンバーから外れロードマネージャーとサポートメンバーを務めます)、ビル・ワイマン(B)、チャーリー・ワッツ(Dr)。
 よくビートルズと比較されますが、ビートルズがR&Bを独自解釈でどんどん進化させていき、また多重録音や逆再生等の手法を用いてアルバム主体のサウンドづくりに変遷していくのに対し、ローリング・ストーンズはR&Bのスタイルを固持し、またライブが主体でアルバムはバンドサウンドを追求したものになっています。また港町リヴァプール出身のビートルズと、大都会ロンドン出身のローリング・ストーンズという比較もあるかもしれませんね。

 ローリング・ストーンズは英国と米国でそれぞれ独自リリースが進み、本作『サタニック・マジェスティーズ』からようやく英米で足並みが揃います。そのせいもあって英国だと本作は6thアルバム扱いですが、米国では8thアルバム扱いとなっています。
 本作はビートルズの『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』に影響を受けたことが明らかで、発売当初は酷評されたそうです。ジャケットアートとかまさにそんな感じですね。楽曲も、ローリング・ストーンズらしいR&B志向からは離れた、スペイシーなサイケデリックロックが展開されます。ちなみにバンドメンバーが大麻所持で逮捕されるなど(ミック、キース、のちにブライアン)、メンバー自身もズタボロで混迷極めていた時期の一作でした。ただし今改めて聴くと、サイケ全盛期の時代に沿った作品の一つとしてみることもでき、またメロディアスな良曲もいくつかあるため、駄盤として切り捨てるにはあまりに勿体ない作品です。

 本作で出色の出来である「She’s A Rainbow」はCM等でもよく耳にします。ストーンズらしくない楽曲ですが、心が洗われるような美しくて物悲しいバラードです。なお後にレッド・ツェッペリンのメンバーとなるジョン・ポール・ジョーンズがストリングスアレンジを担当しました。
 他にも、哀愁あるアコースティックギターに始まり、徐々に賑やかになっていく「2000 Man」や、メロトロンの音色が宇宙空間へ引きずり込まれそうな雰囲気を醸し出す「2000 Light Years From Here」あたりもなかなか良いと思います。

サタニック・マジェスティーズ
(<50周年記念スペシャル・エディション>日本限定仕様) (2-SACD)
The Rolling Stones
Their Satanic Majesties Request
The Rolling Stones
 

Beggars Banquet (ベガーズ・バンケット)

1968年 7thアルバム(英)/9thアルバム(米)

 自身のスタイルを変えてしまった前作『サタニック・マジェスティーズ』によって、ファンの間に不安が広がっていました。危機感を覚えたミック・ジャガーは、バンドの方向性を決定づけるためにジミー・ミラーをプロデューサーに招き、その結果として本作からしばらく続く傑作群を生み出すことに成功します。これまではブライアン・ジョーンズが主導してきた面もありましたが、大麻の使用や鬱病など、心身の不調が深刻に悪化したために本作での貢献はかなり少なかったようです。

 アートワークに採用された便所の落書き写真はリリース前にひと悶着あって、レーベル側から「いかがわしい」と拒否されてシンプルなジャケットに変更してリリースしたそうです。現在ではオリジナルの便所の写真が採用されるようになりました。
 ブルース志向が復活した本作はローリング・ストーンズの傑作の一つです。1曲目の「Sympathy For The Devil」からいきなりの名曲です。ベースとパーカッションでサンバ調の陽気なリズムをひたすら反復。その上をミック・ジャガーが一人歌います。途中から加わるフッフーという合いの手も延々と続き、妙に中毒性があります。更に金切り音ギターも加わりスリルが最高潮に。自然と身体が動き出す楽曲です。次曲からしばらくアコースティックな楽曲が続きますが、アップテンポな「Street Fighting Man」でまた盛り上がります。イントロのアコギからドラムが加わり、歌が始まって、ベースも加わる…という、この始まり方がとても良いです。シタールも鳴り響いてますね。軽快でノリの良い、ローリング・ストーンズの代表曲です。またいくつか楽曲を挟み、牧歌的な「Factory Girl」もなかなか良いのですが、ラスト曲の「Salt Of The Earth」が名曲。ミックとともにキース・リチャーズも歌いますが、メロディが良いんです。ゴスペル風のコーラスも加わり感動的なラストです。

 所々に素晴らしい名曲を散りばめていて、でも「全曲が名曲!」とはいかずに出来にムラがあるのがローリング・ストーンズのアルバム群の歯がゆいところです。…が、どこか完璧になりきれないところも彼ららしいというか、聴く側に緊張感を強いることなく、緩く聴かせてくれるところも好きなんですけどね。
 アコースティックな楽曲が中心で、締めるところは締めるのですが、比較的ゆったり聴くことのできる作品です。

Beggars Banquet (50th Anniversary Edition)
The Rolling Stones
 

Let It Bleed (レット・イット・ブリード)

1969年 8thアルバム(英)/10thアルバム(米)

 ビートルズの『Let It Be (なすがままに)』が有名なせいで、『Let It Bleed (血を流せ)』はパロディだとか二番煎じだとも言われますが、実際には本作の方が先のリリースでした。

 前作から深刻な心身不調に陥っていたブライアン・ジョーンズはついに脱退し、代わってミック・テイラー(Gt)が加入し、本作の制作を進めました。しかし脱退したブライアンは脱退1ヶ月後に自宅のプールで溺死しているのが見つかります。また本作リリース後のツアーにおいて、会場警備員によって黒人青年が殺害されるという悲しい出来事もありました(オルタモントの悲劇)。またミック・ジャガーと恋人のマリアンヌ・フェイスフルが麻薬所持で捕まるなど、この頃のローリング・ストーンズは負の側面が最高潮だったようです。しかし逆境に立ちながらも名盤をリリースしました。

 可愛らしいケーキのジャケットとは裏腹に、物騒なタイトルと、泥臭い黒っぽいサウンド。
 メリー・クレイトンをゲストボーカルに迎えた「Gimme Shelter」は本作のハイライトです。ベトナム戦争をうたったこの楽曲は、渋いサウンドに乗せてミック・ジャガーとメリー・クレイトンのデュエットが展開されます。特にメリーのソウルフルな歌唱はとても魅力的で、ローリング・ストーンズの奏でる黒っぽい雰囲気を増幅させています。牧歌的な「Country Honk」は、本作には収録されなかったシングル曲「Honky Tonk Woman」のカントリーアレンジ。また表題曲「Let It Bleed」は意外なほどあっさりしていてアルバムタイトルを冠するほどの名曲だとは思えないのですが、ピアノも入ってゆったり聴ける1曲です。
 レコードB面(アルバム後半)の1曲目「Midnight Rambler」はブルージーなサウンドが印象的。途中で加速したり、ゆったりとしたり、即興的でライブ感のある楽しい楽曲です。ライブでも定番曲です。またラスト曲「You Can’t Always Get What You Want」ではゴスペル風の大作。神々しいコーラスに泥臭い演奏のアンマッチ感はありますが、これがなかなかに名曲で、ラストは鳥肌ものです。

 アルバムトータルでのバランスがよく、それでいて緩さも内包して聴きやすい名盤です。

Let It Bleed
The Rolling Stones
 
Sticky Fingers (スティッキー・フィンガーズ)

1971年 9thアルバム(英)/11thアルバム(米)

 アンディ・ウォーホルが手掛けた、ジーンズが有名なジャケットアート。レコード時代は実際にジッパーが付いていたそうです。なかなか凝ってますね。

 レコード会社といざこざがあった後に設立したプライベートレーベル「ローリング・ストーンズ・レコード」よりリリース。ジミー・ミラーによってプロデュースされた本作は、バンドのこれまでの売上記録を更新して大ヒットしました。

 ローリング・ストーンズ屈指の名曲「Brown Sugar」で始まります。イントロのギターリフがとてもかっこよくて、歌メロもキャッチーです。お得意のロックンロールは「イェー イェー イェー フォーゥ!」と賑やかで、とても楽しい1曲です。続く「Sway」で気だるさというか緩さを見せ、アコギでゆったり聴かせる「Wild Horses」と、こういう緩く聴けるところもストーンズの魅力だと思っています。「Can’t You Hear Me Knocking」では少し引き締めて(?)、前半は金切音ギターが主導し、後半はサックスとドラムを中心にスリリングな演奏を展開します。「You Gotta Move」でまたもダルそうな楽曲を披露。続く「Bitch」はSuperflyもカバーしていましたね。ピシッと引き締まった演奏を披露します。ギターリフもかっこよく、賑やかな1曲です。メロディラインが美しい「I Got The Blues」、輪郭のはっきりしたアコギと靄がかかったようなエレキの幻惑的なサウンドがなんとも言えない空間を作り出す「Sister Morphine」、まったりとしていてメロディアスな「Dead Flowers」も名曲です。「Moonlight Mile」もしっとりとしています。ストリングスによって盛り上がったパートを除けば、なんとなく夜空を思い浮かべるサウンドです。

 基本的には緩くまったり聴ける楽曲を中心に、所々引き締まったカッコいい楽曲が光ります。『ベガーズ・バンケット』から続く名盤群の一つですが特に名曲が多いように思います。個人的には次作が最高傑作と思っていますが、その次作にも匹敵する名盤です。

Sticky Fingers (Deluxe Edition)
The Rolling Stones
Sticky Fingers (2009 Remastered)
The Rolling Stones
 
Exile On Main St. (メイン・ストリートのならず者)

1972年 10thアルバム(英)/12thアルバム(米)

 発売当初はレコード2枚組という大ボリュームな作品です。ローリング・ストーンズは『ベガーズ・バンケット』から本作までの4作に最高傑作だという評価が集まりますが、個人的には本作が最高傑作だと思っています。その理由は、収録時間が長くてストーンズの世界観に浸れる時間が長いから。笑 全18曲の、バラエティ豊富な楽曲揃いだからこそ、長くても楽しく聴けるのでしょう。但し全曲が名曲とは言いません。ラフで緩い楽曲群を適度に聞き流しつつほどよく浸りながら、時々現れる魅力的な瞬間にハッとするという聴き方がとても楽しいのです。
 前作に引き続きジミー・ミラーがプロデュース。レコーディングは最初フランスで行われたものの、メンバーの多くがドラッグ漬けになったり、その雰囲気に嫌気が差したチャーリー・ワッツが途中から来なくなったりと、色々ゴタついていたようです。そして米国ロサンゼルスに場所を移してレコーディングを再開。長時間かけたレコーディングの末に沢山のマテリアルが集まり、そこから選別してこの傑作が出来上がったようです。

 「Rock Off」は、前作の「Brown Sugar」のようにキャッチーなイントロで引き込んでくる名曲です。賑やかで、ストーンズお得意のロックンロールですね。「Rip The Joint」で賑やかさを保ちながらスピードを上げて、とても爽快です。2曲挟んで、前半の一つの山場「Tumbling Dice」。緩い雰囲気を纏いつつも、ゴスペル風のコーラスワークも加わって明るく賑やかな楽曲です。聴いていて楽しい。続く「Sweet Virginia」ではアコギに変わってカントリー風の演奏。牧歌的で、農家の人たちが皆で揃って歌ってるかのような印象です。
 CD化で1枚になりましたが、当時レコード2枚目のオープニングを飾った「Happy」はキース・リチャーズがボーカルを取る1曲。これがとても良いんです。メロディラインがとてもキャッチーで演奏もご機嫌。歌詞は「ハッピーでいたいから恋人が欲しいんだ」というストレートな内容です。「Let It Loose」のように染み入る楽曲があったり、かと思えば「All Down The Line」のように賑やかなロックンロールがあったり、「Shine A Light」のようにピアノと歌メロに魅力があるドラマチックな楽曲があったり…と、色々な魅力的な顔を見せてくれる作品です。

 米国のブルースを自分達のものにしていますが、彼らは英国人なんですよね。聴いていて英国特有の湿っぽさや憂いは感じず、米国寄りの泥臭いブルースを聴かせてくれます。とても心地よい18曲。ストーンズが好きになった人にはたまらない1枚ではないでしょうか。

Exile On Main St. (Deluxe Edition) (2010 Remastered)
The Rolling Stones
Exile On Main St.
The Rolling Stones
 

Goats Head Soup (山羊の頭のスープ)

1973年 11thアルバム(英)/13thアルバム(米)

 全体的にゆったりとした雰囲気で、ロックンロールしている楽曲が少ないのが本作の特徴です。でもローリング・ストーンズ屈指の名バラード「Angie」をはじめとしたメロディアスな楽曲が多く、そして数少ないロックンロール曲に「Doo Doo Doo Doo Doo (Heartbreaker)」と「Star Star」という名曲を携えていて、個人的にはお気に入りの1枚です。

 ジャマイカで録音されましたが、レゲエ等のジャマイカ音楽の要素は特に見られません。引き続きジミー・ミラーのプロデュース作ですが、本作で最後となります。
 「Dancing With Mr. D」で開幕。オープニング曲ですが、気だるい雰囲気で緩く始まります。「デーンセン デーンセン」の連呼が妙に心地よい。続く「100 Years Ago」はメロディアスな1曲。感傷的な雰囲気ですが、終盤でテンポアップしてスリリングな演奏を聴かせます。バラード曲「Coming Down Again」でしっとりと歌を聴かせた後、少しテンポを上げて「Doo Doo Doo Doo Doo (Heartbreaker)」。イントロのギターリフから惹き込まれます。テンポ自体はそこまで速くないものの、ドラムが作り出す躍動感に満ちたノリが心地良いです。ホーンによる演出や黒っぽいコーラスワークも良いですね。そして本作のハイライト「Angie」。これが涙を誘う素晴らしいバラードで、この1曲が本作を大きく引き立てているのは間違いありません。アコギとピアノによる哀愁漂うメロディに乗せて、ミック・ジャガーの渋い歌が染み渡ります。
 アップテンポ曲「Silver Train」でノリ良くアルバム後半の幕開け。続く「Hide Your Love」はピアノ主体の1曲で、また緩いテンポに戻って一息。そしてストリングスによって彩られたドラマチックなバラード「Winter」。これがまた良いメロディなんです。気だるい「Can You Hear The Music」を挟んで、アップテンポな名曲「Star Star」で締めます。ノリの良いロックンロールで、イントロからご機嫌。当初「Star Fucker」と名付けられる予定だったのがNGとなり、今のタイトルになったそうです…が、サビでは「star fucker」を連呼してますけどいいんでしょうか?笑 個人的には「Angie」と双璧をなす1曲ですが、「Star Star」はライブで更に化けるため、本作においては「Angie」に軍配かな。

 ロックンロールよりはバラード寄りの本作ですが、魅力的な楽曲が多くてオススメです。

Goats Head Soup (2009 Remastered)
The Rolling Stones
 

It's Only Rock 'N Roll (イッツ・オンリー・ロックン・ロール)

1974年 12thアルバム(英)/14thアルバム(米)

 ジミー・ミラーに代わり、グリマー・ツインズがプロデュース。このグリマー・ツインズとは、ミック・ジャガーとキース・リチャーズのことで、2人の共同プロデュースの際はこの名称を用いたそうです。なお、本作を最後にミック・テイラーが脱退することになります。

 オープニング曲「If You Can’t Rock Me」からノリの良いロックンロール。ストレートでパワフル。続く「Ain’t Too Proud To Beg」もアップテンポ曲。そして表題曲「It’s Only Rock ‘N Roll (But I Like It)」、これが本作のハイライトでしょう。「知ってるさ、ただのロックンロールだって。だが大好きだ!」という分かりやすい歌詞。ローリング・ストーンズのためにあるような1曲です。メロディもキャッチーで聴きやすいですし、ロックンロールのノリの良さがあります。オープニングから3曲連続でアップテンポが続きましたが、「Till The Next Goodbye」ではアコギを主体にしっとりと聴かせます。続く「Time Waits For No One」もメロディアスな1曲ですが、これがなかなか良い。哀愁漂う歌メロも良いですが、歌うようなギターソロが美しいんです。
 アルバム後半だと「Dance Little Sister」がなかなか良い感じ。低音で渋いギターサウンドがカッコよく、アップテンポなロックンロール曲でノリも良い。しっとりとした「If You Really Want To Be My Friend」も良いですが、アルバム後半はパンチ力が弱い気がします。

 音質の粗いサウンドに、ホーンセクションやストリングスを排してストレートなロックンロールを追求した、シンプルな作品に仕上がっています。ただ、アルバム全体でパッとする曲が少なくて、個人的には聴くことは少ないです。

It’s Only Rock ‘N Roll (2009 Remastered)
The Rolling Stones
 

Black And Blue (ブラック・アンド・ブルー)

1976年 13thアルバム(英)/15thアルバム(米)

 脱退したミック・テイラーに代わり、元フェイセズのロン・ウッド(ロニー・ウッド)が後任ギタリストとして加入しました。
 ファンクやレゲエを取り込んだ、バラエティ豊富な仕上がりとなっています。前作に引き続きプロデューサーはグリマー・ツインズ(ミック・ジャガーとキース・リチャーズの別名義)。

 オープニング曲「Hot Stuff」はファンキーな1曲です。ひたすら同じフレーズの反復なのですが中毒性があり、ファンクのグルーヴ感に満ちていて気持ち良い。個人的には本作を聴く理由はこのオープニング曲にあります。そして、ギターリフがカッコよい「Hand Of Fate」を挟んで続く「Cherry Oh Baby」。レゲエ曲にビックリしますが、これはレゲエミュージシャンのエリック・ドナルドソンのカバー曲です。これも地味にクセになる中毒性があります。そして名バラード「Memory Motel」。ジャガーとリチャーズが交互に歌います。哀愁があってしっとりとした雰囲気。ローリング・ストーンズにしては珍しく、7分もあるんですね。
 レコードB面、アルバム後半に入り「Hey Negrita」。ファンクとレゲエを組み合わせたような楽曲で、やはりローリング・ストーンズらしくないのですが、反復されるフレーズが作り出すノリがなんとなく心地よかったりします。ピアノ主体のジャジーな1曲「Melody」に続いて、バラード曲「Fool To Cry」。ゆったりとした雰囲気に満ちています。ラスト曲「Crazy Mama」ではコーラスが賑やかな雰囲気を演出し、明るく本作を締めます。

 ローリング・ストーンズのキャリアの中では割と異色な作品ですが、バラエティ豊富で意外と面白いです。最初の1枚というよりは、いくつか聴いてローリング・ストーンズの新たな魅力を知りたくなったときが本作の聴き時ではないかと思います。

Black And Blue (2009 Remastered)
The Rolling Stones