🇬🇧 Faces (フェイセズ)
レビュー作品数: 1
スタジオ盤
1971年 3rdアルバム
前身となるバンド、スモール・フェイセズから、フロントマンのスティーヴ・マリオットがハンブル・パイ結成のため脱退。残されたロニー・レーン(B/Gt)、イアン・マクレガン(Key)、ケニー・ジョーンズ(Dr)の3人に加えてジェフ・ベック・グループからロッド・スチュワート(Vo)とロン・ウッド(Gt)が加わり、1969年にフェイセズを結成しました。ロッド・スチュワートはソロ活動を平行して人気を獲得し、徐々にフェイセズはロッド・スチュワートのバックバンド的な扱いを受けるようになり、メンバー関係が悪化して1975年に解散しました。ロン・ウッドはその後ローリング・ストーンズに加わります。
本作はフェイセズの代表作として知られます。グリン・ジョンズのプロデュース。
オープニング曲は「Miss Judy’s Farm」。ハードで渋い演奏をバックにロッド・スチュワートのハスキーなボーカルが映えます。ゆったりとした「Love Lives Here」はギターとピアノ、オルガンの絡み合いが美しい。癒しの1曲です。ノリの良い「Stay With Me」はフェイセズのヒット曲です。疾走感のあるイントロで始まり、その後テンポを落としてミドルテンポとなりますが、後半でまた気持ち良く疾走してくれます。メロディもキャッチーで、ロッド・スチュワートのハスキーなボーカルが渋い。「Memphis, Tennessee」はチャック・ベリーのカバー曲。渋いロックンロールを聴かせます。ご機嫌なアップテンポナンバー「Too Bad」で疾走したあと、ラストの「That’s All You Need」でもノリの良いロックンロールを聴かせてアルバムを締めます。
破天荒なライブパフォーマンスは後進のパンクバンドに大きな影響を与えたそうです。しかし個人的にはロッド・スチュワートのソロの方が魅力的だったりします。
関連アーティスト
ロッド・スチュワート(Vo)とロン・ウッド(Gt)の古巣、第1期ジェフ・ベック・グループ。
ロッド・スチュワート(Vo)のソロ活動。フェイセズよりも成功しました。
フェイセズ解散後にロン・ウッド(Gt)が加入したバンド。
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