入門盤5選:Rock

ロック入門盤5選

Queen (クイーン) | Greatest Hits (グレイテスト・ヒッツ)
1981年 ベスト盤

 本作は英国の国民的ロックバンド、クイーンの前期ベスト盤です。英国内で史上最も売れたアルバムが本作で、英国では一家に1枚といったレベルでの大ヒットとなりました。

 日本人好みの楽曲が多く、耳なじみのある楽曲ばかりが収録された名ベスト盤です。テレビやお店など、どこかしらで耳にしたことのある楽曲がここぞとばかりに詰め込まれた本作は、洋楽の入門にもピッタリだと思います。私は本作のおかげで抵抗感のあった洋楽のハードルを下げることができ、次いでピンク・フロイドの『狂気』でロックの面白さを知りロックにハマったので、ロック開拓のきっかけを与えてくれた本作は、とても良い出会いだったと思います。選曲がかなり良いので、クイーンのオリジナルアルバムを開拓するのが大分遅れてしまうことになりましたが。笑

 クイーンは最初期はハードロックバンドでしたが、貪欲に様々な音楽を吸収しながら大衆的なロックバンドとして名を馳せることになります。誰もが知っている「We Will Rock You」だとか、多重録音で「Bohemian Rhapsody」というオペラを作ってしまったりだとか、自転車チリンチリンな「Bicycle Race」だとか、キャッチーな楽曲のオンパレードでとても聴きやすいです。

 最近は映画『ボヘミアン・ラプソディ』の大ヒットで、新規ファンを獲得しているクイーン。映画で興味を持った方への入門盤としてもオススメできる1枚です。
 
 
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Greatest Hits (2011 Remasters)
Queen
 

Eagles (イーグルス) | Hotel California (ホテル・カリフォルニア)
1976年 5thアルバム

 イーグルスを知らなくても「ホテル・カリフォルニア」という単語はどこかで見かけたことがあるのではないでしょうか。

 米国でカントリー調のロックを展開していたイーグルス。ドライブに向いたカラッと爽やかな「Take It Easy」や、多くの日本人アーティストがカバーしている「Desperado」なんかは耳なじみのある楽曲で、これらを収録した前期ベスト『イーグルス・グレイテスト・ヒッツ 1971-1975』も本作とセットでおすすめなのですが、この前期ベストのリリース後に出した大名盤が本作『ホテル・カリフォルニア』です。アルバム名でもあり、楽曲名でもあります。
 表題曲「Hotel California」や「Wasted Time」の哀愁のあるサウンドや、「The Last Resort」のあまりの美しさ。そして適度にアップテンポの楽曲を配置して曲順もこれ以上ないくらい自然で、まるで芸術作品のような仕上がりです。

 ジャケットにお化けが写っているだとか、ロックの魂は1969年からないと歌うダブルミーニングの歌詞だとか、いくつかの逸話がある本作。逸話を抜きにしても哀愁あるサウンドはしみじみと聴くことができ、洋楽に馴染みがなくてもすんなり受け入れられる作品だと思います。
 
 
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Hotel California (Remastered)
Eagles
 

David Bowie (デヴィッド・ボウイ) | The Rise And Fall Of Ziggy Stardust And The Spiders From Mars (ジギー・スターダスト)
1972年 5thアルバム

 英国のアーティスト兼俳優のデヴィッド・ボウイ。多彩な人物で、アルバムごとにその作風を変えることからカメレオンアーティストとも言われています。
 ボウイは、アルバム制作においていくつかのペルソナを生み出しました。本作では異星人ロックスターのジギー・スターダストを演じ、次作では顔に稲妻マークが特徴のアラジン・セインが登場、そしてハロウィン・ジャックやシン・ホワイト・デューク等々、音楽だけでなくルックスでもその世界観を表現した文字どおり「アーティスト」だと思います。
 そのルックスからグラムロック(グラマラスな格好をしたロック)と位置付けられ、T・レックスらと共に人気を博しましたが、1ジャンルに留まることなく、ソウルやニューウェイヴ等様々な音楽を取り込んで、音楽性を変遷させていきました。人脈も広く、ルー・リードやイギー・ポップをプロデュースしたり、クイーンと共演したりしています。残念ながら2016年に亡くなってしまいましたが、亡くなる2日前に新作をリリースするなど、最期まで意欲的でした。ロック界の発展に非常に大きく貢献した人物です。

 デヴィッド・ボウイは名盤が多いですが、その中でも本作はデヴィッド・ボウイの最高傑作と呼ばれます。シンプルな楽曲アレンジにメロディの良さでとても聴きやすい作品です。まずはこれを入門盤として、デヴィッド・ボウイの名作群を辿ってみてはいかがでしょうか。
 
 
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The Rise And Fall Of Ziggy Stardust And The Spiders From Mars (2012 Remastered Version)
David Bowie
 

The Beatles (ザ・ビートルズ) | The Beatles 1967–1970 (ザ・ビートルズ1967年~1970年)
1973年 ベスト盤

 ジョン・レノン(Vo/Gt)、ポール・マッカートニー(Vo/B)、ジョージ・ハリスン(Gt/Vo)、リンゴ・スター(Dr/Vo)の4人からなる、世界一有名なロックバンド、ビートルズ
 売上枚数は世界一(※諸説あり)。僅か8年の活動期間に生み出した楽曲群は、不良の音楽だったロックンロールを普遍的なポピュラーミュージックに変えました。また様々な音楽との融合や様々な手法は、後進のミュージシャンにアイディアや無限の可能性を提供し、今に至る多彩なロック・ポップミュージックを生み出す源流となりました。でもいかに偉大かを並べたところで、人によっては「音楽の教科書に載るような遠い過去の人たち」でしかないかもしれません。彼らときちんと向き合うまでの私がそうだったように…。ただ、ロックを開拓していくと必然的に、どこかで向き合う機会がやってくるグループでもあります。

 本作は通称『青盤』と呼ばれる、ビートルズの後期ベスト盤です。前期ベスト盤の『赤盤』もあるので合わせてオススメしたいのですが、洋楽に馴染みのない人には『赤盤』の1960年代半ばのサウンドは少し古臭くてハードルが高いかもしれません。この『青盤』の頃になってくると、音楽性に広がりが出てきて、またサウンドも多少馴染みやすくなっているかと思います。街中やテレビなどで耳にする楽曲も多く、あれもこれもビートルズなのか!と驚きます。サウンドの古臭さの先にある楽曲のメロディの良さに気づいたとき、途端に珠玉の楽曲の宝庫と化すことでしょう。本当に良い楽曲ばかりが詰まっていて、それでいてアイディアの宝庫でもある。ビートルズの何が凄かったのかを感じられる瞬間がきっと訪れるかと思います。
 
 
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The Beatles 1967–1970
The Beatles
 

Toto (TOTO) | Toto IV (TOTO IV~聖なる剣)
1982年 4thアルバム

 TOTOは経験豊富なスタジオミュージシャン達が集まって結成した米国のバンドで、ジャーニーボストンらとともにプログレハードや産業ロックとみなされることもあり、一方でボズ・スキャッグスやスティーリー・ダンらに代表されるAOR(Adult-Oriented Rock=大人向けの落ち着いた雰囲気を持つロック)とみなされることもあります。
 本サイトではAORに位置付けていますが、アルバムによってはプログレハード的でもあったりするので、両ジャンルの懸け橋となりうるバンドだと思います。TOTOからAORやプログレハードを開拓できるのではないでしょうか。

 さて本作『TOTO IV~聖なる剣』はAORの名盤として知られ、洗練されていてとてもオシャレで、BGMとしても最適なメロディアスなサウンドを聴かせてくれます。名曲「Rosanna」では、メロディアスな中にしれっと高難易度のドラムを入れたりしています。とても聴きやすいのですが、単にBGMとしてだけでなく、聴き込むとその実力を感じさせてくれます。
 
 
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Toto Ⅳ
Toto
 
 

ロック開拓のすすめ

 ロックのアーティスト一覧はこちらに纏めています。