Post-Punk/New Wave

ポストパンク/ニューウェイヴ

ポストパンク/ニューウェイヴってどんな音楽?

 ポストパンクは「パンク後」の意味で、ニューウェイヴは「(パンクムーブメント後の)新しい波」という意味。特定の音楽を指すものではなく、パンク以降に現れた新しい音楽を総称したものとなります。ポストパンクもニューウェイヴもほぼ同義語ですが、テクノポップなどシンセサイザー色の強いものをニューウェイヴ、シンセ色が薄く鋭利なギターや内省的な雰囲気があるものをポストパンクと呼ぶようです。音楽的にはオルタナティヴロックの源流にあたり、オルタナティヴロックとポストパンク/ニューウェイヴの明確な線引きは難しいんですが、1980年代前半くらいのバンドをこのジャンルにカテゴライズしています。
 

ポストパンク/ニューウェイヴ入門盤5選

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ポストパンク/ニューウェイヴのアーティスト一覧

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ポストパンク/ニューウェイヴの歴史

 1970年代後半に英国ロンドンで起きたパンク・ムーブメント。それまでのテクニック偏重なハードロック、プログレッシヴロックに嫌気がさした若者たちが、音楽のこれまでの枠組みにとらわれずに自分たちでやりたいように好きにやる「DIY(Do It Yourself)」の精神で、これまで楽器を持ったことのない人も続々と音楽を奏でました。1978年のセックス・ピストルズの解散によりロンドンでのパンク・ムーブメントは廃れますが、その後もパンクのもつDIY精神を拡張していったのがポストパンク/ニューウェイヴムーブメントです。既存のロックの破壊を目指し、ファンクやレゲエ、アフリカ音楽との融合を試みたり、シンセサイザーとロックを融合してみたりと、様々な試みがなされました。主に英国で広がった音楽ですが、アメリカでもトーキング・ヘッズやブロンディ、日本でもイエロー・マジック・オーケストラ等、他の国々にも影響しています。特にニューロマンティック勢(デュラン・デュランやカルチャー・クラブ等)が米国でも人気を博し、1960年代半ばに起きたそれと区別して「第2次ブリティッシュ・インヴェイジョン」とも呼ばれました。
 過去のロック(=ベテラン勢)の否定という観点からかヘタクソであることが好まれたようで、ワイヤーのように楽器を持ったことのないド素人集団だったり、ポリスのようにテクニックを持ちながらもそれを隠して素人を装ったバンドすら出てきました。そのポリスの解散する1984年頃からポストパンク/ニューウェイヴ・ムーブメントは廃れていき、類似する音楽は「オルタナティヴロック」という語で呼ばれるようになっていきます。
 なお2000年代初頭に突如ガレージロック・リバイバルのムーブメントが起こると、それに呼応するように2000年代半ばには「ポストパンク・リバイバル」と呼ばれるリバイバル現象が起こりました。リバイバルムーブメントでのポストパンクバンドもこちらで取り扱います。