レビュー作品数: 211
目次
プログレッシヴロックのアーティスト一覧
プログレ5大バンド:ピンク・フロイド
ピンク・フロイドとそのファミリーをこちらで纏めています。
最初期はシド・バレットを中心にサイケデリックロックを展開。その後は実験的な音響系音楽へシフト、世界的ヒット作『狂気』以降はロジャー・ウォーターズが実権を握り、社会批判的な姿勢を持ちつつ大衆化を果たします。プログレバンドでは最も成功したバンドです。
プログレ5大バンド:キング・クリムゾン
キング・クリムゾンとそのファミリーをこちらで纏めています。
『クリムゾン・キングの宮殿』で華々しくデビューするも直後に解散寸前に陥り、その後はロバート・フリップを中心にバンドを立て直し、1作毎にラインナップや音楽性を変えながら作品をリリース。高い演奏技術を背景にしたスリリングなインプロヴィゼーションを得意とし、プログレッシブな姿勢でコアなファンが多いです。
プログレ5大バンド:イエス
イエスとそのファミリーをこちらで纏めています。
メンバーの脱退と出戻りが頻繁ですが演奏水準は高く、1970年代は緊張感溢れる作品を数多くリリース。1980年に一旦解散後は、ハードポップ路線に180度転換して大復活を遂げますが、バンドの分裂や訴訟といったお家騒動で音楽も迷走。その後はプログレ路線に帰結して懐メロバンド化しています。
プログレ5大バンド:ELP
エマーソン、レイク&パーマーとそのファミリーをこちらで纏めています。
プログレ5大バンド:ジェネシス
ジェネシスとそのファミリーをこちらで纏めています。
演劇的なパフォーマンスと叙情的な音楽性で、プログレ界隈ではおそらく最もフォロワーの多いバンドです。ポップ化して商業的に大成功を収めたほか、本家以上に大成功したフィル・コリンズや、ワールドミュージックの先駆者ピーター・ガブリエルらを輩出、ファミリーの総売上ではプログレ界屈指の成績を誇ります。
プログレッシヴロック (Progressive Rock/Prog Rock)
プログレハード
日本で呼ばれる呼称で、「プログレハード」または「アメリカン・プログレハード」と呼びます。米国では英国のような繊細なプログレを奏でるバンドは生まれず、プログレの要素を一部に取り入れてプログレとハードロックの中間的なサウンドを持つ音楽を奏でました。
なお「プログレハード」として活躍したバンドの多くが1970年代末頃に続々とポップ化を果たして大成功を収めます。派手でキャッチーなスタジアムロック/アリーナロックや、大人びたサウンドを奏でるAORに変遷していきますが、特に前者を指して商業化したバンドを批判する意味で「産業ロック」とも揶揄されました。
カンタベリーロック / カンタベリー系 (Canterbury scene)
イングランドのカンタベリー州出身のプログレミュージシャンを指す語です。ワイルド・フラワーズを祖に、その人脈から様々なバンドに派生。当初はサイケデリックロック色が強かったものの、徐々に即興的で複雑・難解なジャズロック色を強めていきます。
クラウトロック (Krautrock)
1960年代末~1970年代前半に、西ドイツで実験的な音楽を演奏していたグループを指してクラウトロックと呼びました。Krautとはドイツ料理のザワークラウト(酢漬けキャベツ)のことで、転じてクラウトロックとは「ドイツのロック」を意味します。またコスミッシェ・ムジーク(Kosmische Musik、宇宙音楽の意)とも呼ばれます。電子音楽や、ミニマルと呼ばれる手法は後のニューウェイヴ勢に多大な影響を与えました。
ユーロロック
1970年代の、英国を除いたヨーロッパのロックバンドを指した和製英語です。英国プログレ勢に影響を受けたバンドを紹介する語として使われており、ユーロロック≒ヨーロッパ圏のプログレと考えてよいでしょう。各国ごとに「イタリアン・プログレ」、「フレンチ・プログレ」等と称することもあります。
ネオプログレッシヴロック (Neo-Progressive Rock)
通称ネオプログレ(Neo-Prog)。英国では1970年代後半にプログレは衰退しましたが、ニューウェイヴムーブメントに乗っかった新鋭バンドによって1980年代初頭に再興しました。1970年代プログレのような難解さはなく、メロディアスな音楽が特徴で、ジェネシスに影響を受けたバンドが多いです。
1970年代のプログレと区別する否定的な意味でポンプロック(Pomp Rock=大仰なロック)と呼ばれることもあったようです。
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